[書評]エンジニアリング組織論への招待
非常に有名な本ですが、積読になっていたので、読みました。
モチベーション
- どうしたら安心安全にものづくりすることができるか?
- どうしたら事業とメンバーを成長させることができるか?
を知りたく本を読みました。
書評
組織やプロダクトなど、さまざまな切り口に対して「不確実性」がなぜ発生し、どのように解決していくかをまとめた書籍。
やや教科書的なので、ある程度前提知識があったり、経験がある状態で読むと、全体を俯瞰して知ることができて良いかと思う。
2つのPM職の関心事とそれに紐づく不安(不確実性)の話はなるほど、となった。
簡単にまとめると、
PM(プロジェクト・マネジメント)は、プロジェクトという開始があり終了がある行為を取り扱うため、終了することがゴールとなる。そのため、スケジュールの不確実性に立ち向かわなければならない。
一方、PM(プロダクト・マネジメント)は、プロダクトを継続させることを至上命題に行為を行う(プロダクトを終了しないことがゴール)。ここでは、マーケット(市場)の不確実性と戦うことになる。
それぞれの関心事に対して、どのようなアプローチがあるか見事にまとまっている。
一度全体像を把握したい方におすすめである。
第1章
不確実性についての話。それに関する周辺知識の話。
* イドラ
* 課題を解決するよりも、認知・発見するほうが難しい
第2章
1:1(対人関係)における不確実性にどのように立ち向かっていけばよいか、という話。
* メンタリングの目的は見つから考える人材を作る、ということ
第3章
チームに対する不確実性への対処の話
第4章
プロダクトに対する不確実性への対処。事業関連に興味がある人はこちらがもっとも面白いかも。
第5章
組織に対する不確実性への対処の話。
TODO
- 紹介されていた見積もり方法(2点見積もり、3点見積もりなど)へのチャレンジ
- 紹介されていたバッファのとり方を試してみる
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